この度、料飲稲門会第二代会長を仰せつかりました菊地でございます。

 今、料飲業界はコロナの影響を受け、かつてない危機に瀕しています。これまでの成功体験が揺らいでいるだけでなく、世界でまれにみるスピードで進む人口減少、そして高齢化に処すためには、業界を超えて知見を集約する必要性が高まっております。

 この料飲稲門会は外食の関係者だけではなく、多様な業界の方が集う組織であり、まさしく今早稲田の卒業生の進取の精神が問われていると考えます。

 母校早稲田大学の基本理念である教旨には 「早稲田大学は学問の独立を全うし 学問の活用を効し、模範国民を造就するを以て建学の本旨と為す」 と記されています。

 料飲稲門会は、この3つの本旨のうち、「学問の活用を効し」を体現する、志を持った集団として新たな料飲世界の創造に寄与できればと思う次第です。

 料飲稲門会ビジョンに掲げる①食産業の進化・発展への貢献、②食文化の振興、そして③会員内外の交流の実現に向けて、精いっぱい努力をしたいと思っております。

 

料飲稲門会 会長 菊地 唯夫